社会人から看護師にキャリアチェンジ!

看護師になるには看護学校に入学しなければならない

社会人が看護学校を受験するには?

社会人が看護学校を受験するには?

まずは看護学校に入学することから

看護学校を受験する場合は学生と同じように一般入試で受験する方法と社会人入試で受験する方法の2通りがあります。
一般入試では毎日勉強をしている学生たちと肩を並べて受験することになります。社会人は仕事をしながら受験することになるため、「勉強時間が確保しにくい」「勉強から離れていた期間が長く効率よく進められない」など不安を感じている人もいるかもしれません。そこでおすすめなのが、社会人を対象とし、一定のレベルをクリアできていれば合格となる社会人入試です。少しでも入試を有利に進めたいなら、受験する看護学校で社会人入試を設けているかどうかを確認しましょう。

社会人入試と一般入試の違い

社会人から看護学校に入学する場合は社会人入試の方が有利ですが、それは受験科目数が少ないからです。しかし違いはそれだけではありません。どのような違いがあるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
一番大きな違いは先述したように受験科目数です。学生が受験する一般入試の内容は、国語・英語・数学・生物・化学などの学力テストと面接、小論文です。他の分野に比べると面接の比重が大きくなっていますが、それは看護師が適正や素質だけでなく高い人間性も求められる仕事だからです。一方、社会人入試は各学校によって試験内容が異なります。受験科目数を減らした学力テストを設けているところもあれば、面接と小論文のみ、としているところもあります。どのような内容なのかによって勉強方法も変わってくるため、受験予定の看護学校の試験内容は事前に確認しておきましょう。
社会人入試は勉強から離れている期間が長い人でも「勉強したい」という思いに応えるべく設けられた入試制度です。そのため、単なる学力だけでなく学ぶことへの志や看護学校に入学したいという強い思いを持っているかどうかに重点を置いて合否を判断します。社会人入試は、「人間性や適性を判断するための入試」だと捉えておくといいでしょう。

合格しやすいのは?

社会人入試と一般入試では、どちらの方が合格しやすいのでしょうか。試験内容を見ると社会人入試はあまり学力が問われないため勉強から離れている期間が長い人にとっては有利です。しかし、募集人数を若干名としているところが多く、倍率は一般入試よりも高めです。一般入試の倍率は3~5倍ほどですが、社会人入試の倍率は10倍以上と大きく違うため、難易度は高くなります。
そのことを踏まえて、社会人入試だけでなく一般入試も受験することを視野に入れながら行動するといいでしょう。社会人入試と一般入試では試験の日程が違います。社会人入試は11月~12月くらいに行われるのに対し、一般入試は1月~3月くらいに行われます。期間がずれているため、事前にしっかり準備できていれば、両方の試験を受験することも可能です。

社会人から看護師を目指す人へ