社会人から看護師にキャリアチェンジ!

社会人が看護師を目指す一般的なルートとは

一般的なルート

一般的なルート

「看護師」とは

医療が安全に行われるように医師の診察や治療をサポートしたり、乳幼児~高齢者の患者さんが速やかに回復できるようにケアしたりする専門職です。命を預かる仕事ですので責任は重大です。専門的な知識や技術はもちろん、冷静に判断する能力や臨機応変に対応する能力も必要です。
医療の高度化や高齢化などにより、看護師は病院だけでなく訪問看護ステーションや特別養護老人ホーム、学校や保育施設などさまざまな場所で必要とされています。看護師は女性の仕事、というイメージが強いかもしれませんが、現在は男性看護師も多く活躍しています。

どうやって看護師になるのか?

看護師になるルートはひとつではありません。多様な選択肢の中から自分の置かれた状況に合うルートを選択できます。ここでは看護師を目指す多くの人が辿る一般的なルートを紹介します。

高校卒業後に看護師の資格を取る場合

高校を卒業してから看護師を目指す場合は「看護大学や統合カリキュラム校に通うルート」と「看護学校や短期大学に通うルート」のどちらかになります。
「看護大学や統合カリキュラム校に通うルート」は、看護大学もしくは統合カリキュラム校に4年間通うことで看護師の受験資格が得られるルートです。看護師だけでなく保健師と助産師の受験資格も得られるのが特徴です。看護大学を卒業すると学士として、統合カリキュラム校を卒業すると高度専門士として認定されます。どちらも希望すれば大学院に進学することが可能です。
一方、「看護学校や短期大学に通うルート」は、看護学校もしくは短期大学に3年間通うことで看護師の受験資格が得られるルートです。看護大学とは異なり、保健師や助産師の受験資格は得られません。
基本的には高校を卒業してから自分の状況に合わせてどちらかのルートを選択しますが、中学校を卒業してそのまま看護師を目指し、高等学校5年一貫教育のコースに通って看護師の受験資格を得る人もいます。

卒業後の進路は?

看護師の資格を取得した後は病院や診療所、クリニックなどに就職するのが一般的です。最近は訪問看護ステーションや居宅サービス事業所、介護施設、市町村の施設などさまざまな場所で看護師が求められていることもあり、病院以外の施設に就職する人も増えました。また、看護師の資格を取得した後、就職ではなく看護学修士や看護学博士を目指して進学を選ぶ人もいます。
看護の専門性をさらに高めるために、認定看護師や専門看護師を目指す人もいますが、この場合は5年間の実務経験と専門機関での研修が必要です。資格を取得してすぐになれるわけではないことを理解しておきましょう。

社会人から看護師を目指す人へ